Sunday, April 15, 2007

ミュージアムの世界でもソーシャルタギング(Social Tagging)--Steve Museumの試み

Add to Del.icio.us この記事をはてなブックマーク! はてなブックマーク登録数 この記事をlivedoorにクリップ!

ミュージアムの世界でも、作品への自由なアクセス方法として、ソーシャルタギングの可能性が追究されている。

Steve Museum The Art Museum Social Tagging Projectというプロジェクトがある。ここでは、誰でも登録さえすれば、自由に芸術作品へのタグ付け(tag art)を試みることができる。

2006年3月に開かれたコンファレンス Museums and the Web 2006 : the international conference for culture and heritage on-line において、このSteve Museumの試みに関連する詳しいレポートが報告されている。
Steve.museum: An Ongoing Experiment in Social Tagging, Folksonomy, and Museums


ミュージアムにしても図書館にしても、これまではそれぞれ専門家が分類やカタロギングを行うのが当然だと考えられてきた。
しかし、Webの普及や検索技術の高度化により、世界中の普通の人々がネット上で自由にキーワード(タグ)を付けることができ、しかも大量なタグを瞬時に集約し、検索できるようになった。大量に蓄積された自由なキーワードの方が、堅苦しい専門的な分類や件名よりもかえって素人にはわかりやすく、アプローチしやすいとも言える。また自分が連想するキーワードから、他者が連想する多彩なあるいは思いも寄らぬ関連情報にアクセスできるかもしれないという面白さもある。
専門的な分類や目録を補完するものとして、集合知としてのソーシャルタギングが注目される所以であろう。

図書館においても、たとえばペンシルバニア大学図書館が所蔵資料について同大学のユーザーに自由にタグをつけさせる試み-- PennTags --を行っている。

また、このブログでもたびたび紹介しているが、本のソーシャルタギングである LibraryThing のタグも注目を浴びている。公共図書館などとの連携も模索されているようだ。


<参考記事>
・Joho the Blog: Harvard Forum on Social Tagging (David Weinberger's weblog)
・Joho the Blog: Harvard Libaries Social Tagging Forum video is up
・NEWSgrist - where spin is art: Museums + folksonomies: bridging the semantic gap
・Trends in the Living Networks: Museum 2.0: bringing our heritage to the people

0 コメント: