日本語の基礎語ともいえる「やまとことば」を探ってみる。
これまで主にGoogle関連のことを書いてきたが、ガラッと話題をかえてみる。
ここ数年、関心を持ち続けているものがふたつほどあって、少しは整理してみたいと思っていたので、メモ代わりにおもいついたことをまとめておこうと思う。
ひとつは、日本語とくにその基礎語ともいえる「やまとことば」に関連すること。
もうひとつは、そのことば、ことだま(コトダマ、言霊)に連なっているのだが、ことばとこころとからだの関連とあり様、あるいは身体感覚といったこと。
学問的に追求しているわけではないので、誤解していたりまったく間違っていることもあるかもしれないが、日頃感じていることを少しずつまとめてみたいと思う。
今回は「やまとことば」のひとつを取り上げ、その基礎的意味を見てみる。
やまとことば、"すむ"(住む、棲む、澄む、清む、済む)のコアの意味は?
What is the core meaning of the Japanese word "sumu" ?
「すむ」 sumu ということばは、
漢字では、住む、棲む、澄む、清む、済む などと何種類にもなる。
もともと、"すむ " sumu という音の日本古来のやまとことばがある。漢字は後から入ってきて組み合わされたもので、それぞれ違った意味合いを持っているようにみえる。しかし、音で聞けばいずれも、sumuであり、そこには何か共通のコアになる意味があるのだと思う。
それは英語の基礎語といえるアングロサクソン語源のことば(little words)が、多彩な形で使われ、日本語に訳せばそれぞれ違った意味合いになるが、コアになる概念は共通しているのと同じだろう。
人 が 住む。 Hito ga sumu.
A person lives.
A person settles in a place.
動物 が 棲む。 Dobutsu ga sumu.
An animal lives.
An animal settles in a place.
水 が 澄む。 Mizu ga sumu.
Water is clear.
The water had become turbid, but it became clean.
Turbidity settles down.
心 が 澄む。 Kokoro ga sumu.
Mind is clear.
仕事 が 済む。 Shigoto ga sumu.
Job is completed.
人間は「ことば」によって、複雑多彩な世界、ものごとを概念的に切り取り、分けている。ことばによって「分けられる」から、ものごとが「分かる」ようになっている。
では古代の日本人は、"すむ"ということばで、ものごとのどういう動きを切り取っていたのだろうか。
"すむ" ということばのコアの意味は何だろうか? 共通しているものを抽出してみると、
ものごとが落ち着くべきところに落ち着くこと、おさまるべきところにおさまることをさしている。
"Sumu" is the verb of the ancient Japanese basic language Yamato kotoba. It has several defferent Chinese characters like 住む、棲む、澄む、清む、済む.
But, there are the common meanings. The word has a core meaning. What is that?
The core meaning of the Japanese word "sumu" is that the thing settled in the place where it should settle.
だから、「すみません」という謝りのことばも、「まだ私の気がすまない」というようなことなのだろう。















4 コメント:
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初めまして。やまとことばの考察、楽しく拝見致しました。
私見ですが、日本語の動詞については、「日本語をみがく小辞典〈動詞篇〉(森田良行/講談社現代新書)」という本が面白いです。やまとことばの専門書ではありませんが、日本語の動詞について一項目数ページで解説をしています。「住む」についても説明があって、「『住む』は『澄む』や『済む』と語源が同じで、あちこち動いていたものが鎮まり落ち着くことである」と書かれていました。もし興味があれば、どうぞご一読を :)
akaさん、コメントと本の紹介ありがとうございます。
あまり周辺の本をしっかり調べないままに書いており恥ずかしい限りです。森田良行さんの本は、昔に「基礎日本語辞典」というのを読んだことがあるのですが、紹介いただいた本はまだ読んでいませんでした。
しかし、こうした「やまとことば」の基本語彙を系統的に解説した辞典は見当たらないように思います。断片的にはあちこちで紹介されているのですが・・・。
Wikipediaのような形で、大勢の人の力を集めて少しずつ「やまとことば辞典」を作り上げていくというようなことができるといいのにと思っているところです。
英語での紹介も出来れば、外国人が日本語の基礎を習得する上でもきっと参考になるでしょう。ちょうど我々が英語の基本語であるcome, get, putというようなアングロサクソン語系の単語のコアの意味を調べるように。
akaさんのブログやクリボウさんのブログはよく参考にさせてもらっています。そこでこの場を借りてひとつ質問させてください。
私も最近、Bloggerのbeta版に切り替えてみました。ラベルなどが使えて便利になったのですが、旧Bloggerの時にはテンプレートのなかにスクリプトを直接貼り付けることができていたのに、beta版では「ページ要素の追加」という形でしかできないように私にはみえます。
本文記事に対する次のようなスクリプトを追加したいときはどうしたらいいのでしょう。
たとえば、「はてなブックマークの登録数」を記事ごとに表示するスクリプトがあったので、旧Bloggerではそれをテンプレートの本文記事の元に貼り付けることで表示ができていました。これをbeta版でやるとしたらどうすればいいのでしょう? なにかヒントがあれば教えてください。
まず、やまとことばの件について。
英語には OED という「語源にまで遡って単語の解説をする」辞書があるのに、日本語にはそういったものがない、というのがよく言われますね。日本でも、体系的な辞書編纂が行なわれれば、と思いますが難しいのでしょうかね。
「基礎日本語辞典」は読んだことがありませんでした。おそらく、「日本語をみがく小辞典」は「基礎日本語辞典」をもっと分かり易く噛み砕いた内容になっているのではないかと思います。
Blogger の件について。
Blogger Beta でも、テンプレートの「HTML の編集」から「ウィジットのテンプレートを展開」にチェックを入れれば、テンプレートの編集が可能です。ただし、中の文法は、旧 Blogger からは大きく変わっています。新文法は、クリボウさんの解説に詳しいです (ref. クリボウの Blogger Tips: Blogger beta のページエレメントタグ)。
なお、現在、HTML の編集では script 要素の挿入は出来ないようです。JavaScript コードの挿入には、「ページ要素の追加」しか方法はないみたいです。
ただ、「はてなブックマークの登録数」するコードは、JavaScript ではなく HTML コードだったはずです。これは、テンプレートの該当部分にそのまま HTML を挿入すれば大丈夫なはずです。
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